Y.Kurosaki

GOAL ー南沢~文三郎尾根~キレット小屋ー

連休!!!!久々2連休!!!!
どこ行く?何する???聞かれるまでも無く…

迷わず山へ行って来ました!!

 

今回は縦走がしたかったので、赤岳を目指します。

いつもの事ながら、1回で書ききれず…前編と後編に分けて書いて行きます。

 

秋。晴れのち曇り。美濃口→南沢→行者小屋→キレット小屋。

 

 

美濃口から数分歩き、南沢に入ると一瞬で森になって気分が高まりました。

台風の影響か、土砂崩れがそこらじゅうで見られ、沢が枯れていましたが

いつもなら整備されている道が、自然そのものになっていて余計に楽しくなりました。

 

 

この森はクライミング欲がふつふつと沸き上がる巨石ばかり!!
つい立ち止まって掴むポイントと足場を探してしまいます。でも立ち止まってはいられません。
後に待ち構えるスポットを考えると急がずにはいられないのです!!

 

(歩くこと3時間。行者小屋に到着!)

 

お腹がペコペコ過ぎてすぐにベンチに倒れこむ自分。

お菓子で少しだけ空腹を満たし、ご飯タイム!
汗冷えした身体に、行者小屋名物のおでんが染み渡ります。

 

登れば登るほど冷えてくる山。暖かい食べ物が3倍は美味い!

そんな幸せで満たされているのも束の間

休憩が済んだら……南沢を歩いている後半から見え初めていた文三郎尾根の始まりです。

 

人がありえない急斜面を登っているのです!!

 

 

 

おでんで癒されている皆さんの笑顔を、突っ切るように歩くと文三郎尾根を指す看板が。

恐怖と面倒くささと…後悔とか入り混じった感情が、最初の10分続きましたが…。

突然現れた急な階段に、笑わずにはいられませんでした。

 

 

(なんだこれ!急!うける!)

 

あまりの急な階段に意表をつかれて笑ってしまい…気がついたら辛さが吹き飛びました。

やっぱり笑いは偉大です。

 

手すりなどない鎖だけの恐ろしい階段ですが、1段登るだけで高度が増し視界が全然違う!

砂利道よりは滑らず、歩きやすいのでスラスラ登ってしまいました。

 

後ろを振り返れば、高度感がたまらない絶景が。

登れば登るほど景色が変わるので、登らずにはいられません。

 

文三郎尾根の途中まで来ると分岐点の看板が見えました。
あそこまで行くんだ!と、次の休憩ポイントが解った瞬間、辛さや後悔が無くなり
目指そう!と勇気に変わった自分に驚きました。
人間って不思議だ。まだまだ本当のGOALは遠いのに。。。

 

 

(楽しくても、やっぱり急斜面すぎるーーーー。無理ぽーーー。)

 

分岐点に到着すると、阿弥陀岳と中岳のベストスポットが!!

来て良かった!と感動してしまいました。

 

雲と同じ高さまで来てしまったからなのか、周りが霧で視界が悪くなって来てしまいました。

本日1番の楽しみであり、1番の恐怖スポット、キレットを下るというのに…この視界。。。

 

 

さ!キャンプ場までもう少し!ひと1人の幅しかないような、道を歩く歩く。
霧すぎて怖さ倍増?かと思いきや、崖の下までは見えて無かったから…逆に楽だったのかな?
鎖にいちいちアドレナリンを吹き出し、大興奮して…極めつけのハシゴ!出たーーーーー!

 

 

安全?を聞いちゃいけない感じの、この赤いハシゴ!たまらん。楽しすぎる。

霧の中に響く96の笑い声。ある意味不気味です。

 

鎖を楽しみ、梯子を楽しみ、ファイトー!いっぱーーつ!のような崖道を楽しみながら

ラストスパート!と急な下りを降りていたら、遠くから轟音が……。

ヘリコプターがこちらに向かってくるのです。

 

今から向かうキレット小屋近くの空中で止まり

ロープが落とされ、誰かが地上に降りていくのが見えました。

数分で誰かをヘリコプター内にピックアップしています。

 

…初めて人を救助しているヘリコプターを山の中で見ました。

 

ガラス質の砂利が溢れた急な坂。キレット。何かあってもおかしくはありません。

山はやっぱり怖いものだ。「無事に帰らないと…。」と心の奥底で本気で思いました。

 

(ちょっと怖くてへっぴり腰。。。)

 

 

(到着。)

 

キレット小屋について、夕陽に照らされた山を見てから、テントを張り、ご飯を食べました。
それからは覚えていません。。。
体内の充電があっというまに切れてテントの中で寝てしまいました。
ただただ、明日は赤岳!と言うルンルンな気持ちだった事は覚えています。

 

自然は怖いけど、美しい。自然は怖いけど、ありのままでいられる。
明日は山頂です!早く起きて、今度は下山して来たキレットを登ります!

 

後編につづく...