Y.Kurosaki

GOAL vol,2 -キレット小屋〜赤岳~横岳~硫黄岳~北沢-

前編はこちら…

 

早朝に目が覚める。

あたりはまだまだ真っ暗で、星がきれいに輝いていました。

星が大好きなので思わず見入ってしまう。。。

 

軽い朝食を済ませて、テントの片付けをしていると

朝日が昇り始め、うっすら雲海が見えて来ます。

また見入ってしまって撤収がなかなか進まないダメな私。

 

 

さ!今日も始まります!!

朝焼けの中、キャンプ場を出発して、昨日、下山してきたキレットを登って行きます。

恐ろしい角度の砂利道…両手両足を使わないと登れません。
1歩1歩確実に。間違った道に行かぬようサインを確かめながら登ります。

 

 

息も切れ切れ、大きく深い深呼吸を何度も繰り返しながら登りましたが、

振り返れば遠くに雲海から飛び出す富士山が見えて

その横には、権現岳が朝陽に照らされて緑が輝いていました。

 

 

 

キレットを登る事2時間。やっと赤岳の分岐点に戻ってきました。

 

分岐点から山頂までは、ご来光を見た人達の下山渋滞があり

登っては譲り合いの繰り返し。私はこの時間大好きなのです。

休めるのはもちろんなのですが、皆さんの服装や装備をチェックするのがまた面白いのです。

 

下山者さんに多くを学びながら、登るとまたまた鎖が登場。

途中、フリークライミングのような場所もしばしば。

腕の筋肉もフルに使いながら登って行くと

どんどん青空が広がって来て、気がつけば山頂です!!

 

 

360度広がるパノラマの景色を、ずーっと眺めながら

あそこから登って来て、あっちを目指すのかーっと山、本物を地図変わりに。

そんな中でも、また人をウォッチング。

 

 

山頂で軽い間食を済ませながらの、のんびりTime。

やっぱり山頂は別格だなーっと山の偉大さにひれ伏しているのですが

次の目的地を目視してしまってから、気になって…気になって…。

次はあそこ行くんだ!と次の登山道にワクワクせずにはいられません。

 

 

赤岳山頂から、横岳を目指して、横岳から硫黄岳を目指します。
この道は本当に最高でした。

天気にも恵まれ、振り返ると山の尾根がどこまでも見えます。

言葉では言い表せないので写真でどうぞ。

 

 

尾根の美しさは疲れを吹き飛ばします。

それと同時に、歩いて来たんだなーあそこから。頑張ったなー自分。

という達成感が半端無いのです。

 

前を向けばまだまだ続く美しい世界。
ここまで来れたんだもん。きっとまだ歩けると、最後には勇気に変わってしまいました。

 

 

縦走の最後のお山、硫黄岳に到着すると、自分が歩いて来た道がうっすらと確認出来ます。

長い長い道のりでしたが…達成感より終わってしまった事への悲しさが溢れて来ました。

だって、そこから見る景色もまた美しく…

歩いて来た事よりも、山の美しさの方が勝ってしまったのです。

 

 

私の来たルートを反対に、硫黄岳から縦走をスタートしたら、

尾根を振り返って見るのでは無く、見ながら歩けると思ったら、引き返したくなってきました。
見たい!見たい!!!…でも下山しないといけない時間のリミットが…。

 

そんなしょぼくれが足を重くしてなのか、硫黄岳から下山は、とても長かった。。。

 

 

もうGoalが目視出来ないからなのか、終わってしまった事が悲しくてなのか解りません。

Goalが目視出来る事で、こんだけ気持ちが楽だと言う事を、身体で体現してしまいました。
体現したからこそ、自分をより解明出来たように思います。

 

 

仕事も人生も登山もしっかりGoalを考えて、試行錯誤せねば。

そして何より楽しまねば。

なんだか赤岳登山は私にとって多くを学べた登山道でした。

 

さて、次のGOALはどこにしようかな。